絶縁油の診断分析

変圧器を安全に使用するために、絶縁油の診断分析が必要です。

日鉄住金テクノロジー(株)では、絶縁油劣化の指標となる種々の分析に対応いたします。

分析の目的

  • 絶縁油の劣化度の判定
  • 絶縁油交換の指標
  • 変圧器の絶縁破壊(スパーク)など異常の早期発見

油中ガス分析

  • 絶縁油中に含まれるメタン、エタン、エチレン、アセチレン、一酸化炭素、二酸化炭素、水素を、専用のガスクロマトグラフ装置で分析いたします。
  • 絶縁油中のガス(炭化水素ガス)は油の熱分解等によって生成するため、変圧器の高温、絶縁破壊などの異常の指標となります。(それぞれのガスの発生原因は次表のとおりです。)
     ガス発生原因  H2 CH4 C2H6 C2H4 C2H2 CO CO2
    過熱  絶縁油  ○  ◎  ◎  ◎  ◎    
     絶縁紙            ◎
    放電  絶縁油  ◎      ○  ◎    
     絶縁紙            ◎
    経年劣化  絶縁油    △  ◎      ◎  ○
     絶縁紙            ○  ◎

    ◎:重要度大、○中、△小

その他、分析項目

絶縁破壊電圧

絶縁油の電極に高圧をかけ、絶縁破壊が起こる電圧を測定します。絶縁性の直接的なレベルを知ることができます。

体積抵抗率

絶縁油に一定の電圧をかけ、抵抗値を測定します。絶縁破壊電圧と同様に、絶縁油の絶縁性を評価します。

全酸価

絶縁油の酸化によって生じた酸性物質の量を、アルカリ滴定により測定します。絶縁油の劣化度の指標となります。

水分

絶縁油中の水分を測定します。水分は絶縁油の絶縁性の指標を低下させます。

フルフラール

変圧器中の絶縁紙の劣化によって生じ、油中に溶け出したフルフラールを定量します。フルフラールの濃度は絶縁紙の重合度(低いほど絶縁紙の強度が低下している)の間接的な指標になります。

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