組織現出作業例

概要

材料評価の最も基本となる試験に、組織観察があります。これは前作業としての研磨作業という高度な熟練技能を要する作業を基盤として成り立っています。この研磨・組織観察という試験を、工程毎にご紹介致します。

【切断・埋め込み】

試料を所定の大きさに切断し、樹脂で固めます(埋め込み)。

お客様の要求に応じ、適合した切断・埋め込み方法を確立し迅速に対応しています。

切断・埋め込み
【粗研磨】
回転する砥石表面に試料があたるようにセットし面出し研磨を行います。 粗研磨
【中間研磨】
試料材料に応じた研磨剤(アルミナ等)を選択し、これを適宜加えながら中間研磨を行います。 中間研磨
【仕上げ研磨】

研摩面は完全な平面でかつ微細なキズも許されません。

そのため最後の仕上げ研摩は機械に頼ることはできず、手作業で行います。

材料によって微妙な違いが要求される高度な技能の世界です。

仕上げ研磨
【エッチング】

薄い酸等の溶液を用いて研摩面を腐食(エッチング)して金属組織毎の腐食の違いによって組織を現出させます。

したがって、材料毎にそれに適合したエッチング液が必要です。エッチング液の開発では他社を凌ぐと自負しています。

エッチング
【顕微鏡観察・撮影】

光学顕微鏡を用いて、組織を観察・撮影します。

オリンパス、ニコン、ライツ、光顕用デジタルカメラ、接写カメラ等顕微鏡設備は充実させています。お客様が満足するデータ提供に努力しています。

顕微鏡観察・撮影
【写真撮影した鉄鋼組織例】

細い線に囲まれたものが1つ1つの結晶粒です。

薄茶に見える部分はフェライト組織、黒く見える個所はパーライト組織、白く見える部分が島状マルテンサイト組織です。

このように、組織の違い、結晶粒の大きさ、介在物の種類・大きさ等が観察・解析できます。

写真撮影した鉄鋼組織例
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