イオンクロマトグラフ(IC)

概要

イオンクロマトグラフは、試料溶液中の各種イオンを分離カラム内で、イオン交換樹脂に対するイオンの相対親和力の差を利用して分離した後、個々のイオンを順番に検出器で測定することにより、イオン種の定性・定量を行う装置である。

イオンクロマトグラフ概要

原理

ポンプにより一定流速で流れている溶離液内に、サンプルインジェクターで試料溶液の一定量を注入する。

試料溶液中の各種イオンは分離カラム内のイオン交換樹脂に一旦吸着された後、吸着力の差に応じ、個々のイオンに分かれて再び溶出してくる。

分離された分析対象イオンは、溶離液を構成しているイオンと共存しているので、サプレッサーカラムでこの共存イオンを除去した後、その溶液の電気伝導度を測定して各イオン種の濃度を定量する。

また溶出してくる時間はイオンにより一定なので、溶出時間からイオン種の同定が出来る。

イオンクロマトグラフ原理

得られた結果の一例を右図に示す。

適用例

  • 酸洗液、メッキ液、化成処理液、各種腐食試験液のイオン分析
  • スラグ中のフッ素、塩素などの分析

特徴

  • 少量の試料溶液で分析可能
  • 分析時間が比較的短い
  • 複数イオンの同時分析が可能
  • 分析感度:0.5ppb~
イオンクロマトグラフ結果
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